Mbpsスピードテストで速度が遅い原因と確認方法・改善策

Mbpsスピードテストで表示される下り・上り速度が期待より遅い場合、回線の混雑だけでなく、Wi-Fiの電波状態、ルーター、端末、プロバイダー設定など複数の原因が考えられます。測定条件をそろえ、原因を切り分ける方法と改善策を解説します。

公開日 2026-09-11 最終更新 2026-09-11 カテゴリ:ガイド

Mbpsスピードテストで遅く表示される現象

Mbpsスピードテストでは、インターネットからデータを受信する下り速度、データを送信する上り速度、通信の応答時間を示すPingを確認できます。動画視聴やWeb閲覧で問題がある場合は下り、オンライン会議や動画投稿では上り、ゲームやリアルタイム通話ではPingと遅延が重要です。

契約している光回線の最大通信速度と、スピードテストの実測値は一致しないことがあります。最大速度は理想的な条件での規格値であり、実際の速度は利用時間、接続方式、Wi-Fi環境、端末性能などに左右されます。

原因1:利用時間帯に回線が混雑している

夜間や休日に速度が大きく低下する場合は、アクセスが集中して回線やプロバイダー設備が混雑している可能性があります。特定の時間帯だけ下り速度が落ち、早朝や日中には改善するなら、宅内機器よりも回線側の混雑を疑います。

同じ時間帯に複数の端末で測定し、平日昼間と夜間の結果を比較してください。時間帯による差が大きい場合は、測定結果と発生時刻を記録してプロバイダーへ相談すると、設備や接続方式の確認を依頼しやすくなります。

原因2:Wi-Fiの電波が弱い、または干渉している

ルーターから離れた部屋、壁や床を挟んだ場所では、Wi-Fiの電波が弱くなり速度が低下します。電子レンジやBluetooth機器、近隣の無線LANと電波帯が重なると、通信が不安定になり、速度低下や遅延が発生することもあります。

ルーターの近くで再測定し、近距離では速く遠距離では遅い場合はWi-Fi環境が主な原因です。5GHz帯は比較的高速ですが障害物に弱く、2.4GHz帯は遠くまで届きやすい一方で干渉を受けやすい特徴があります。部屋の用途に合わせて接続帯域を切り替えてください。

原因3:ルーターやONUの性能・状態に問題がある

古いルーターや低速な無線規格の機器を使っていると、光回線の性能を十分に活かせない場合があります。複数の端末を同時に接続していると、ルーターの処理能力や無線帯域が不足し、各端末の速度が下がることもあります。

ルーターとONUの電源を一度切り、数分待ってからONU、ルーターの順に再起動してください。改善しない場合は、ルーターのファームウェアを更新し、対応するWi-Fi規格、LANポートの速度、同時接続数を確認します。長期間使用している機器は交換も検討できます。

原因4:接続端末やバックグラウンド通信が影響している

パソコンやスマートフォンで大容量ファイルの同期、OS更新、クラウドへのバックアップが動作していると、スピードテストの帯域が圧迫されます。動画配信、ゲームのダウンロード、監視カメラのアップロードも同様に速度へ影響します。

測定前に不要なアプリやブラウザーのタブを閉じ、クラウド同期や大型ダウンロードを停止してください。家庭内の他の端末も一時的にWi-Fiから切断し、1台だけで測定すると端末側の影響を切り分けられます。

原因5:プロバイダーや接続方式による違い

同じ光回線でも、利用するプロバイダーや接続方式によって実測速度が異なることがあります。従来のIPv4接続で混雑が起きている場合、対応していればIPv6 IPoE方式への変更で改善する可能性があります。ただし、利用中のサービスやルーターが対応しているか確認が必要です。

契約内容、接続方式、認証設定を確認し、プロバイダーの案内に従ってください。NTT、ドコモ、au、ソフトバンクなどの回線サービスでも、契約プランやプロバイダー、利用環境によって実測値は変わるため、広告上の最大速度だけで判断しないことが大切です。

原因6:測定サーバーや測定条件が異なる

スピードテストは、選択した測定サーバーとの距離や経路によって結果が変わります。測定サイトごとに計算方法も異なるため、1回の数値だけでは通信品質を正確に判断できません。

同じ端末、同じ場所、同じ接続方式で、時間帯を変えて複数回測定してください。Wi-Fiと有線LANを比較し、近い測定サーバーと別のサーバーの結果も確認すると、宅内環境と回線経路のどちらに問題があるか判断しやすくなります。

Mbpsスピードテストの結果を判断する方法

下り速度を確認する

Web閲覧、動画視聴、アプリのダウンロードでは下り速度を確認します。速度が十分でも、時間帯によって変動する場合は回線混雑やWi-Fi干渉の可能性があります。

上り速度を確認する

オンライン会議、ライブ配信、写真や動画のアップロードでは上り速度が重要です。下りだけが速く上りが極端に遅い場合は、回線仕様、接続方式、アップロード中の端末を確認してください。

Pingと遅延を確認する

Pingの値が大きいほど応答に時間がかかります。オンラインゲームや通話では、速度の数値が高くても遅延や通信の揺らぎが大きいと操作や音声に違和感が出ます。複数回測定して数値の安定性も確認しましょう。

速度を改善するための手順

  1. 測定条件を統一する:同じ端末、同じ場所、同じ測定サイトで時間帯を変えて測定します。
  2. 有線LANで比較する:有線で改善する場合は、Wi-Fiの電波や干渉が原因です。
  3. ONUとルーターを再起動する:一時的な処理負荷や接続不良を解消します。
  4. ルーターの設置場所を見直す:床や収納の中を避け、利用場所に近い開けた場所へ移動します。
  5. 接続方式を確認する:利用可能であればIPv6 IPoE方式の対応状況を確認します。
  6. プロバイダーへ相談する:測定日時、下り、上り、Ping、有線とWi-Fiの結果を伝えます。

改善しない場合に確認すること

有線LANでも時間帯を問わず速度が低く、複数の端末で同じ症状が出る場合は、回線設備やプロバイダー側の問題が考えられます。通信障害情報、メンテナンス情報、契約中の接続方式を確認してください。

一方、特定の部屋や特定の端末だけで遅い場合は、Wi-Fiの電波、端末の無線性能、アプリのバックグラウンド通信を優先して確認します。原因を分けて調べることで、不要な機器交換や契約変更を避けやすくなります。