G回線・5G回線の速度測定が遅い原因と改善方法

G回線・5G回線の速度測定で下りや上りが遅いときは、回線混雑、電波状況、ルーター、Wi-Fi、端末性能など複数の原因が考えられます。測定条件をそろえて原因を切り分け、適切な改善方法を確認しましょう。

公開日 2026-07-15 最終更新 2026-07-15 カテゴリ:ガイド

G回線や5G回線で速度測定を行った際、契約時のイメージより下り速度が遅い、上り速度だけ低い、Pingや遅延が大きいといった現象が起こることがあります。通信速度は回線そのものだけでなく、時間帯、電波環境、ルーター、Wi-Fi、端末の性能によって変動します。

まずは同じ場所と端末で複数回測定し、下り、上り、Pingの傾向を確認することが重要です。速度測定はspeedtest.imなどの測定サービスを利用できます。

G回線・5G回線の速度測定で起こる主な症状

代表的な症状は、下り速度が安定しない、上り速度だけ極端に遅い、測定結果が時間帯によって大きく変わる、Pingが高くオンラインゲームや通話で遅延を感じるといったものです。

動画視聴やWeb閲覧では下り速度が重視されますが、オンライン会議、写真の送信、ライブ配信では上り速度も重要です。数値だけでなく、実際の利用中に読み込みや操作の遅れがあるかも確認してください。

原因1:利用時間帯の回線混雑

夕方から夜間に速度が低下する場合、プロバイダーや基地局、地域の通信設備が混雑している可能性があります。特に多くの利用者が同時に接続する時間帯は、下り速度の低下やPingの上昇が起こりやすくなります。

朝や昼間と夜間で複数回測定し、時間帯による差を比較してください。特定の時間だけ遅い場合は、端末や自宅のWi-Fiよりも、回線側の混雑が原因である可能性が高いと判断できます。

原因2:5Gの電波状況や基地局との距離

5G対応エリア内でも、常に安定した5G通信ができるとは限りません。建物の壁、窓の位置、地下や屋内の奥まった場所、基地局との距離によって電波品質が変わります。表示上は5Gでも、実際の速度や遅延が安定しない場合があります。

同じ端末を窓際や屋外に近い場所で測定し、結果が改善するか確認してください。場所による差が大きい場合は、電波環境が主な要因です。5Gと4Gの切り替えが頻繁に起きている場合も、速度が安定しにくくなります。

原因3:ルーターの性能や設置場所

光回線やホームルーターを利用している場合、ルーターの処理性能、対応規格、同時接続数が速度に影響します。古いルーターでは、高速な回線契約を利用していても通信性能を十分に引き出せないことがあります。

ルーターを床や棚の奥、金属製家具の近くに置くと、電波が遮られやすくなります。できるだけ家の中央に近い高い場所へ設置し、周囲に熱がこもらないようにしてください。長時間使用している場合は、電源を入れ直して一時的な不具合が改善するか確認します。

原因4:Wi-Fiの周波数帯や電波干渉

Wi-Fi接続で測定している場合、2.4GHz帯は壁や床に強い一方で、電子レンジや近隣のWi-Fiと干渉しやすい特徴があります。5GHz帯は比較的高速ですが、障害物に弱く、ルーターから離れると速度が低下しやすくなります。

ルーターの近くでは5GHz、距離や障害物が多い場所では2.4GHzを試し、結果を比較してください。可能であれば、速度測定時だけ有線LANを使うと、Wi-Fiの影響を切り分けられます。

原因5:接続端末の性能やバックグラウンド通信

スマートフォンやパソコンの性能、OSの状態、Wi-Fi規格への対応状況も測定結果に影響します。古い端末やメモリ使用量の多い端末では、回線が高速でも測定値が伸びないことがあります。

クラウド同期、OS更新、動画のアップロード、アプリの自動通信が動作していると、特に上り速度が低下します。測定前に不要なアプリや大容量通信を停止し、複数の端末で同じ条件を比較してください。

原因6:測定サーバーや測定条件の違い

速度測定では、選択された測定サーバーまでの距離や経路によって結果が変わります。サーバーの混雑や一時的なネットワーク障害がある場合も、実際の契約回線の性能とは異なる数値が表示されることがあります。

同じ時間帯に複数回測定し、可能であれば別の測定サービスやサーバーでも確認してください。測定中に動画視聴やファイルのダウンロードを行わず、端末と接続方法を統一することが大切です。

速度測定結果から原因を判断する方法

  1. 場所を固定する:5Gなら電波状態を確認し、Wi-Fiならルーターからの距離をそろえます。
  2. 接続方法を確認する:Wi-Fi測定と有線LAN測定を分け、無線区間の影響を確認します。
  3. 時間帯を変える:昼間と夜間を比較し、混雑による変動を調べます。
  4. 下り・上り・Pingを見る:下りだけ低いのか、上りや遅延も悪化しているのかを確認します。
  5. 別の端末で測定する:端末固有の性能や設定が原因かを切り分けます。

有線LANでは速度が正常でWi-Fiだけ遅い場合は、ルーターの設置場所や周波数帯が主な確認対象です。有線でも夜間だけ遅い場合は、プロバイダーや回線設備の混雑を疑います。

G回線・5G回線の速度を改善する方法

  • ルーターを見通しのよい高い場所へ移動する
  • 5GHzと2.4GHzを利用場所に応じて使い分ける
  • ルーターや端末の再起動、OSとファームウェアの更新を行う
  • 測定中の動画再生やクラウド同期を停止する
  • 可能な場合は有線LANで接続する
  • 5G端末を窓際や電波の強い場所で利用する
  • 時間帯による混雑が続く場合はプロバイダーへ状況を相談する

改善策を試す際は、一度に複数の設定を変えず、1つずつ測定結果を比較してください。どの変更で下り、上り、Pingが改善したかを記録すると、再発時にも原因を特定しやすくなります。

改善しても遅い場合に確認すること

有線LAN、複数端末、複数時間帯で測定しても速度低下が続く場合は、回線障害、プロバイダー側の混雑、基地局設備の状況を確認します。契約内容に記載された最大通信速度は理論上の値であり、実際の速度を保証するものではありません。

問い合わせる際は、測定日時、場所、接続方法、下り速度、上り速度、Ping、使用端末を伝えると調査が進みやすくなります。単発の測定値だけで判断せず、複数回の結果と利用中の症状を合わせて相談してください。